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U23代表候補、練習試合で4発快勝 森保監督、国内組成長を評価「楽しく見させてもらった」

[ 2020年12月26日 18:54 ]

<U23日本代表候補・関東大学選抜>ゴールを決める郷家 (撮影・白鳥 佳樹)
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 来夏の東京五輪に臨むU―23日本代表候補が5日間の合宿最終日の26日、関東大学選抜との練習試合を千葉県内で行い、4―0で快勝した。45分、45分、30分の計120分で、全23人が出場。布陣は合宿を通してトレーニングしていた4―2―3―1を採用した。MF郷家(神戸)が得点、FW浅野(広島)が2アシストなど初選出組も結果に絡んだ。

 浅野からのクロスを蹴り込んでチーム3点目を決めた郷家は「ゴール取れたところでは、アピールはできたんじゃないかなと思う」と手応えを口に。追加招集での初選出ながら果敢な攻撃参加を見せた右サイドバックのDF森下も「アグレッシブにプレーすることを意識した。ゴール(を取ること)以外はいいところが出たので、僕がやっていることや課題として取り組んでいることは間違っていない」と充実感をただよわせた。

 国内組のみで行われた年内最後のサバイバル合宿。実質的な指揮を執った横内コーチは「攻守の切り換えや、ボールをどう前に進めていくかはトレーニングから落とし込んできたつもり。そういう点を意識してやってくれた」と総括した。総監督のような立場から見守った森保監督も「個々の特長は存分に見させてもらった。伸びしろも見え、まだまだ成長できるなと楽しく見させてもらった」と国内組のアピールに目を細めた。

 約1年前、開催国の日本以外は五輪予選を兼ねたU―23アジア選手権(タイ)では1次リーグ敗退。以来の活動で、成長を図るポイントは当時足りていなかった主体性や、試合中に選手が自ら状況を読んで修正していく能力だった。この日はMF斉藤(湘南)らが主導し、自分たちの判断で試合中に立ち位置を変えて修正に導く姿があった。「よりスムーズに戦うために、選手たちがコミュニケーションを取って修正しながら試合を進められるところは、見ていて頼もしい」と森保監督。成長を高く評価した。

 五輪イヤーの来年は3、6、7月に国際親善試合を行い、7月22日からの本番に臨む。今回不在だった川崎F、G大阪組に加えて海外組も加わり、サバイバルはより激しさを増していく。

 ▽練習試合
 U―23日本代表候補 4―0 関東大学選抜
 ※45分、45分、30分の3本

 ▼1本目 (GK)沖、(最終ライン左から)高嶺、町田、渡辺剛、森下、(ボランチ)安部、金子大、(2列目左から)相馬、渡辺皓、金子拓、(1トップ)一美
 得点者=一美

 ▼2本目15分以降 (GK)波多野、(最終ライン左から)古賀、瀬古、橋岡、中村、(ボランチ)斉藤、田中、(2列目左から)前田、郷家、浅野、(1トップ)上田
 得点者=橋岡

 ▼3本目 (GK)大迫、以外は同じ
 得点者=郷家、瀬古

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2020年12月26日のニュース