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U―20W杯中止決定から一夜…U19日本代表、次の目標へ前向きに練習「僕らはパリ五輪世代」

[ 2020年12月26日 15:32 ]

練習後、鳥栖・松岡(左)に抱きつく東京Vユース・佐古
Photo By スポニチ

 パリ五輪世代が「笑顔」で再始動した。来年のU―20W杯中止決定から一夜明けた26日、U―19日本代表は千葉県内で6日目の候補合宿を実施。一部メニューでは選手たちから笑い声が響くなど、ポジティブな雰囲気が漂い、MF藤田譲瑠チマ(18=東京V)は「このご時世で中止は仕方ないこと。みんなもう気にしていないし、今できることに集中している」と前を向いた。

 コロナ禍の影響で世界への挑戦権は失った。しかし、U―20W杯の出場権を懸けていたアジア選手権(来年3月開幕・ウズベキスタン)の開催可否は決まっていない。藤田は言う。「僕らはW杯の出場権(上位3カ国)を得るためではなく、アジアで優勝するためにやってきた」。目の前の目標である「アジア王者」のために、残りの活動を無駄にすることは決してない。

 年内最後となった今合宿も27日が最終日。今季最長となった1週間の合宿で「トライ&エラー」を繰り返し、ようやくチームとしての連携が積み上がってきた。昨年のU―17W杯に出場した藤田は「世界大会は楽しい舞台。このメンバーで戦いたい思いはすごくあったが、僕らはパリ五輪世代でもある。個人の活躍が、この年代の強化にもなる」と表情を緩めた。

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2020年12月26日のニュース