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森保監督 メキシコ戦での課題と学び「決定力、したたかさは更に身につけていかなければ」

[ 2020年11月18日 09:48 ]

男子サッカー国際親善試合   日本0―2メキシコ ( 2020年11月17日    オーストリア・グラーツ )

<日本・メキシコ>前半、シュートを放つ原口(AP)
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 男子サッカー世界ランク27位の日本代表は17日(日本時間18日)、オーストリア・グラーツで同ランク11位のメキシコ代表と対戦。前半は攻勢に出たが、後半に入ると立て続けに失点して0―2で敗れた。

 試合後、森保一監督(52)は「0―2という結果になって、勝負強さという部分でまず相手に上回られた」と総括。「世界の舞台で勝っていくためには、まずは攻守のコンセプトをしっかりすること、強度の高い中でのプレーのクオリティーを高めていくこと、そして決定力の部分で勝負強さを身につけていかなければいけない」と課題を口にした。

 試合の入りはメキシコペースだったが、前半10分過ぎからは主導権を握り、惜しいチャンスを作った。「負けて悔しい思いはいっぱいあるが、試合内容的には勝って終われるだけのチャンスを作れた。継続して更に長い時間、より数多くのチャンスを作れるように自信を持って続けてほしい」と話した。

 ただ、手応えのあった前半から一変、後半は中盤の構成を変えたメキシコにプレスがかからなくなり、ゴール前で高い決定力を見せつけられた。W杯常連国の強豪からは「ワンチャンスをものにする決定力、したたかさは更に身につけていかなければいけないところ」と学ぶべき点があったとした。

 年内の親善試合はメキシコ戦を持って終了した。来年3月に再開するW杯アジア予選までの間について、指揮官は「可能であれば私やコーチングスタッフが欧州に渡って選手たちと直接コミュニケーションを取り、個人の成果と課題と、チームとしての成果と課題、これからどうしてほしいということの話ができればと思っている」と語った。

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