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南野 18日メキシコ戦「勝利にこだわってプレー」 香川以来の背番「10」で2戦連発決める!

[ 2020年11月16日 05:30 ]

パナマ戦で先制PKを決めた南野(左)は柴崎(中央)、久保と喜ぶ
Photo By AP

 日本代表のMF南野拓実(25=リバプール)が15日、オンライン取材に応じ、17日(日本時間18日)に控える親善試合メキシコ戦での活躍を誓った。1トップの適性を示した13日のパナマ戦では、自ら獲得したPKを沈めて決勝点をマーク。背番号10を背負う選手としては、18年の香川真司以来となる2試合連続ゴールの期待が懸かる中、再び結果を残して年内最後の代表戦を白星で締めくくる。

 ネットを何度揺らしても、満足することはない。決勝点を挙げたパナマ戦は、もう過去のもの。格段にレベルの上がる強敵との一戦に向けて、南野はスイッチを切り替えた。

 「メキシコはW杯でも強豪相手に勝つチームで、自分たちが今、どこまでできるかを確認できる機会。ただ、いい経験だけをしにきているわけじゃない。勝利にこだわってプレーしたい」

 FIFAランク11位につける北中米の雄。日本にとっては96年の勝利を最後に負け続けている相手で、14日の韓国戦にも3―2で勝利し、その一戦を南野自身も映像で確認した。「勝負強い選手がそろっていて、自信を持ってプレーしてくるチーム」。簡単には攻略できないが、だからこそモチベーションも自然と高まる。

 日本代表では2列目を主戦場としてきた中で、パナマ戦で起用されたのは3―4―2―1の1トップ。2シャドーの選手と連係しつつ、積極的に最終ラインの裏を狙ってチャンスに絡んだ。どのポジションでもこなせる能力を示した一方、直近3試合では流れの中からチームとして得点を奪えていないだけに、その課題をクリアにする必要もある。

 背番号10を背負っての2戦連発となれば、18年6月の香川真司以来となる。10月に初めて託された際には「そんなに思い入れはない」と語りつつも、「今まで日本を背負ってきた選手がつけてきた番号」とイメージを口にした25歳。再びエースとしての働きを披露し、年内最後の代表戦を勝利で締めくくる。(西海 康平)

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2020年11月16日のニュース