×

長友、日本代表“W歴代2位”へ!「おっさんの意地、魂を見せたい」 13日パナマ戦

[ 2020年11月12日 05:30 ]

国際親善試合   日本―パナマ ( 2020年11月13日    オーストリア・グラーツ )

笑顔でランニングする34歳の長友(中央)(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本代表は13日(日本時間同日午後11時15分開始)、オーストリアのグラーツでパナマと親善試合を行う。合宿3日目の11日、グラーツ近郊で全23選手が調整した。1年ぶりの招集となったフィールド選手最年長のDF長友佑都(34)がオンライン取材に応じ「おっさんのプライド」をのぞかせた。パナマ戦に出場すれば井原正巳を抜き、歴代単独2位の国際Aマッチ通算123戦目。また13年連続出場もMF遠藤保仁の14年連続に次ぐ歴代2位の偉業となる。

 やっぱり長友の体には侍ブルーの血が流れていた。先月のオランダ遠征は体調不良で欠場。昨年11月のW杯予選以来、1年ぶりに八咫烏(やたがらす)のエンブレムを身につけた。「改めて代表に来て、練習して僕の原動力になっているなと実感した。長友ここにあり、と思わせるプレーを見せたい」。早くもエンジン全開だ。

 近年、日本代表の課題の一つが左SBの「ポスト長友」と言われるが、真っ向から異議を唱える。「皆さん、ポスト長友って“おっさん”を外したがる。僕も競争に勝って貢献したい。おっさんの意地、魂を見せたい。もちろん若い選手に経験を伝えていきたいけど」。練習中は菅原、中山ら若手に声をかける場面も目立つが、簡単に譲る気もない。

 激動の一年だ。2月にはガラタサライで登録外。その後、コロナ禍に見舞われたが、長友は自分への投資の時期と切り替え、肉体を強化した。8月、34歳にして、新天地はフランスの名門マルセイユに。「フィジカル、スピードはセリエA以上。代表がなければ挑戦していない。代表で活躍したい覚悟があったから」と話した。

 まずパナマ戦に出場すれば通算123戦目。遠藤保仁の152戦に次ぐ単独2位に浮上する。A代表で13年連続出場も遠藤の同14年に次ぐ偉業だ。「ヤットさん、遠いな(苦笑い)。先を見過ぎず、勢いだけではない読みや判断で代表の力になりたい」。目標の4大会連続となる22年W杯まで出場を続ければ歴代1位の15年連続出場となる計算。“おっさんの意地”を見せるのはまだこれからだ。

続きを表示

2020年11月12日のニュース