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来季トップ昇格の松本U―18・MF稲福、“真田流”駆け引き磨いて活躍を!

[ 2020年11月9日 20:44 ]

会見を行った神田(左)と稲福
Photo By スポニチ

 J2松本の来季のトップチーム昇格が内定している松本山雅U―18のMF稲福卓(18)とGK神田渉馬(同)が在籍する松商学園で9日、会見を行った。同クラブがユース選手を直接トップチームに昇格させるのは今回が初めて。神田社長は「育成組織はまだまだこれから。1号、2号が出たのはうれしいところ」と喜んだ。

 稲福は「真田流」の駆け引きを身につける。歴戦の戦国武将・真田幸村ゆかりの長野県上田市出身。高校入学と同時に松本U―18に入団した。ボランチを主戦場としており編成部の鉄戸氏は「ボールを受ける力、動かす力は高いレベルにある」と長所を説明。稲福は「体は小さいけど言い訳せず今からアピールしたい」と訴えた。1メートル67と小柄だが、プロで成功すべく相手を出し抜く術を身につける。鉄戸氏も「駆け引きをプロで磨けば期待が持てる」と課題を指摘。アイデアや策、心理戦は真田幸村も駆使し、難敵を打ち負かせてきた手法。上田出身の若武者がプロでも通用する駆け引きを身につけ躍動を目指す。

 GKの神田は同クラブのレギュラーGK村山智彦を手本に成長する。「技術だけではなく、日々の生活、精神面リーダシップを真似したい」と強調する。練習では積極的に会話をするなど少しでも吸収しようと努力している。プロフィールでは身長は1メートル83となっているが会見で1メートル86まで伸びていることを明かした。手足も長く鉄戸氏も「素材で将来性がある」と期待。写真撮影では片手でボールをわしづかみにするなど握力の強さも披露。「トップチームで少しでも早く試合に欠かせない存在になりたい」と、アルウィンのゴールマウスを守る姿を1日でも早くみせるつもりだ。

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2020年11月9日のニュース