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J2福岡 本拠で痛恨零敗…残り10戦、J1昇格へ“正念場”

[ 2020年11月9日 05:30 ]

明治安田生命J2第32節   福岡0―1松本 ( 2020年11月8日    ベススタ )

<福岡・松本>シュートを放つ福岡MF前(右)
Photo By スポニチ

 福岡は高さとパワーで勝負をかけ最後までゴールに迫り続けたが、1点が遠かった。

 同じ勝ち点だった徳島が前日(7日)に勝利。首位を争うライバルに一歩リードされて迎えたホーム戦だった。勝って勝ち点で徳島に並びたかったゲームを落とした長谷部茂利監督は「いつものいい状態、高い位置からの連動ができなかった」と振り返り「疲れなのか、対相手なのか。ペースをつかめなかった」と肩を落とした。

 前半、立ち上がりから約20分はボールを支配した。ペースを握り、前半17分にはMF増山がフリーでシュートを打つ決定的な場面も生まれた。だが、徐々に厳しくアグレッシブな相手プレーに主導権を奪われ、後半11分、ついに先制を許した。

 いつもならつながるパスが、ことごとくカットされた。攻守の連動を欠き、FWフアンマが孤立するシーンも目立った。「楽しみ」と話していた松本DFの兄・貴之との兄弟対決を実現させたMF前寛之は「どこでボールを取るのか、はめにいくのか。少しずつ負けていったのが押し込まれた要因」と険しい表情を浮かべた。

 残りは10試合。中2日で次戦・琉球戦が待つ。前は「反省を生かしながら勝ち試合をどれだけ積めるかにフォーカスしたい」ときっぱり。J1昇格へ正念場を迎えた今、敗戦を引きずる時間はない。

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2020年11月9日のニュース