バルセロナ会長辞任 取締会役員も総辞職、欧州CL歴史的敗退 メッシ退団騒動…「考え抜いた決断」

[ 2020年10月28日 17:23 ]

辞任を表明したバルセロナのバルトメウ会長(AP)
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 スペイン1部バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長(57)が27日、辞任を表明した。また自身を含む取締会役員の総辞職も合わせて発表した。

 2万人を超えるソシオ(個人会員)がバルトメウ会長の不信任動議に署名し、来月に不信任投票が行われることが決まっていた。

 テレビ中継での会見でバルトメウ会長は辞任について「考え抜いた冷静な決断だ」とした上で「一番簡単な方法はCL(敗退)の後に辞めることだったが、前例のない世界的な危機の中で決断を下さねばならなかった」とこのタイミングになったことを説明した。

 2014年に就任したバルトメウ会長の下、バルセロナは2014~15年に欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たしたものの、その後は一貫性のない監督起用と選手補強によってチームは弱体化。昨季欧州CLは準々決勝で優勝したバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2―8と歴史的な惨敗を喫していた。

 また9月に退団騒動の末に残留したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)と確執が表面化。メッシはインタビューで「会長は”シーズン終了後に残留するかどうかを(メッシが)決めていい”と言ってくれていた。でも結局、約束を守らなかった」などと繰り返しクラブのトップを批判した。

 サポーターからも辞任を求める声が高まっていたが、パルトメウ会長は「誰がメッシ残留を保証できただろうか?誰が新しい監督を雇えただろうか?」とメッシを結果的に残留させたこと、ロナルド・クーマン新監督(57)を招へいしたことを、自身の“功績”として誇った。

 さらに「特別なニュース」として「取締役会は、欧州のビッグクラブが推進するプロジェクトである将来の欧州スーパーリーグに参加することを承認した」と“爆弾発表”を行った。FIFAと欧州の一部ビッグクラブのみによる「欧州プレミアリーグ」を創設する構想が英メディアで報じられたばかり。欧州CLに代わる新大会創設には欧州連盟(UEFA)などから反対の声が上がっており、物議を醸す“置き土産”となりそうだ。

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