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J2新潟FWファビオ、道交法違反で書類送検へ 酒気帯び運転が発覚 FWマンジーも

[ 2020年10月15日 20:56 ]

14日の福岡戦でヘディングシュートを放つ新潟・ファビオ(右)(撮影・福永稔彦)
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 J2新潟は15日、FWファビオ(23=ブラジル)とペトロ・マンジー(32=スペイン)が道交法違反(酒気帯び運転、飲酒運転ほう助)で19日に書類送検されることを発表した。事案発生は9月17日午前1~2時頃。ファビオは新潟市内で会食後に、取り締まり中の警察官に止められ、酒気帯び運転が発覚。取り締まりを受ける直前まで同乗していたマンジーとともに、この日まで任意捜査が続けられていた。クラブは当面は両選手のチーム活動への参加を禁止し、19日の臨時取締役会で処分を決定する。

 是永大輔社長(43)らは事案を把握していたが、約1カ月も公表されなかった。ファビオは事案発生から3日間は練習を欠席。9月19日の徳島戦は欠場したものの、同23日の愛媛戦から今月14日の福岡戦までの6試合に出場している。チーム内では3日間の練習欠席理由を「個人的な事情」とだけ説明されており、この日の発表直前にようやく事実が伝えられた。クラブは「公表および処分については、警察の指示を仰ぎながら任意捜査が終了して、確定的な判断が出るのを待ってから行うこととしました」と説明したが、選手は任意捜査中に試合に出場しており対応の拙さは否めない。

 Jリーグはコンプライアンス強化に取り組んでおり、各クラブも飲酒運転に厳しい処罰を科している。07年に鳥栖は運転免許取り消し中に飲酒運転で逮捕されたスクールコーチとの契約を解除。17年にJ2岐阜は酒気帯び運転中に物損事故を起こした選手を解雇している。新潟は「捜査期間中は警察の指導に従うとともに、Jリーグや関係各所への報告と情報共有を行い、両選手に対する指導監督を行ってまいりました」としているが、Jリーグへの報告は10月に入ってから。リーグから何らかの制裁が科される可能性もある。

 ◆ファビオ・ロベルト・ゴメス・ネット 1997年5月25日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身の23歳。オサスコ・アウダックス、オエスチFCなどのブラジル国内のクラブを経て、今年1月にJ2新潟に加入。19年にブラジル全国選手権2部で得点ランク2位となる15得点。今季は19試合5得点。ポジションはFW。1メートル91、81キロ。

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2020年10月15日のニュース