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G大阪・宇佐美 意地の同点弾 ヤットさんの分まで引っ張る!

[ 2020年10月15日 05:30 ]

明治安田生命J1第22節   G大阪1-1横浜 ( 2020年10月14日    パナスタ )

<G大阪・横浜FM>前半、ペナルティキックを決めるG大阪・宇佐美(撮影・坂田 高浩)
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 G大阪はホームで横浜と1―1で引き分けた。前半終了間際にFW宇佐美貴史(28)が自ら得たPKで今季5得点目となる同点弾を挙げたものの、逆転までは届かず。連勝は「6」で止まった。

 顔いっぱいに、にじむ悔しさが本心を表していた。同点PKを決めた宇佐美は開口一番「勝てなかったのが残念です」。決定機やシュート数など内容で上回りながら引き分け。勝ち点1を得た喜びよりも、勝ち点2を逃した気持ちがまさった。

 今まで以上の決意と覚悟が、背番号33に宿っている。20年、クラブのシンボルであり続けた元日本代表MF遠藤がJ2磐田に期限付き移籍。クラブハウスに来ても遠藤の自動車がなく、ロッカールームにもいない。寂しさを感じつつも「遅かれ早かれ、そういう時はくる」とあらためてプロの世界の“日常”を知った。その上で「僕が結果で引っ張っていかないと。チームに落とし込んでいかないと僕の存在価値がない」と、より先頭に立つ気構えを口にした。

 5試合ぶりの得点を記録し、守備でも積極的なプレスで貢献。ただ前後半ともに決定的なチャンスは何度もあった。「サッカーの永遠のテーマだけど、そこが入っていれば勝ち点3を取れた」。チームの結果が付いてきて初めて心から喜べる。

 連勝は「6」でストップ。順位は5位と一歩後退した。だが宇佐美は「良いサッカーはできている。切り替えて次に向かいたい」。次戦は敵地での大分戦。次こそ勝利に導き、再び連勝街道への筋道をつける。

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2020年10月15日のニュース