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香川の移籍先探し難航 スペインでのプレー続行希望もEU圏外選手枠、年俸上限などネック

[ 2020年9月26日 21:27 ]

スペイン2部サラゴサの香川真司
Photo By スポニチ

 スペイン2部サラゴサで選手登録を外れ、事実上の戦力外となったMF香川真司(31)の移籍先探しが難航していると、25日付の地元紙ペリオディコ(電子版)が報じた。

 スペイン2部のEU圏外選手枠は2。サラゴサは香川を外し、ブラジル人FWライー(22)と、今夏にセルタから期限付き移籍で加入したFWガブリエル・フェルナンデス(26)の2人を登録したと、25日までに地元メディアが一斉に伝えた。香川はクラブに在籍していても公式戦には出場できないため、事実上の戦力外となった。

 ペリオディコ紙によると、カタール、米MLS、トルコなどから香川に対する獲得オファーは届いているものの、本人がスペインでのプレー続行を望んでいるため拒否。スペイン2部では、今季3部から昇格のログロニェス、昨季7位のラヨ・バリェカノなどが香川に興味を示しているが、EU圏外選手枠、サラリーキャップ制による年俸上限などがネックとなっているという。スペインでの今夏移籍期間は10月5日まで。

 これまで現地メディアでは、サラゴサが財政難とEU圏外選手枠の問題を理由に、クラブにとっては高年俸の契約が1年残っている香川の放出を望んでいると報じられていた。クラブと香川代理人による退団交渉は、香川がサラゴサ残留を望んでいるため難航。クラブは今季年俸にあたる55万ユーロ(約6765万円)を今後3年間に分割して支払うことで契約を解除することを提案しているという。

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2020年9月26日のニュース