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Aマドリード移籍のスアレス バルサ退団会見で涙「満足とともに去ることができる」13タイトル獲得貢献

[ 2020年9月24日 21:39 ]

アトレチコ・マドリード入りするバルセロナのスアレス(AP)
Photo By AP

 スペイン1部アトレチコ・マドリードへ移籍することが決まったバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(33)が24日、本拠地カンプ・ノウで退団会見を行った。

 前日にバルセロナで最後の練習に参加し、親友のFWメッシらチームメートに涙とともに別れを告げた。この日の会見にもメッシ、DFアルバ、DFピケ、DFロベルト、MFブスケツらが参列。スアレスは冒頭で感極まって言葉に詰まり、目頭を押さえた。

 「世界最高のチームでタイトルを獲得し、ゴールを決め、世界最高の選手のとなりでプレーができた。夢がかなった。これだけの数字が残せるなんて想像していなかった。この6年間の誇りと満足とともに去ることができる」。2014年にリバプール(イングランド)から加入し、6シーズンでクラブ歴代3位の公式戦通算198ゴールをマーク。4度のリーグ優勝、2015年の欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇など計13のタイトル獲得に貢献した。

 プライベートで家族ぐるみで付き合い、ピッチでもコンビを組んだメッシに言及。「バルセロナに来た時は”メッシに気をつけろ”と言われた。でも一緒に最高のパフォーマンスができた。誇りに思う。レオは俺の考えが分かるし、俺もレオが考えている事が分かる」と以心伝心の関係を振り返り、今後はAマドリードの選手として敵対することになるが「レオとは代表チームでも対戦している。個人的な関係が変わることはない」と笑顔を浮かべた。

 バルセロナとの契約はあと1年残っていたものの、クーマン新監督から戦力外を受けた。「クラブ、選手には変化が必要。今回は監督が自分を戦力としなかったということ。受け入れることができたし、監督とは問題がない」と語った。

 Aマドリード移籍については「たくさんのオファーがあったが、アトレチコはバルサ、(レアル・)マドリードと(優勝を)争えるチーム。オファーを受けた時に迷いはなかった」と決断の理由を語り「バルサとの対戦はまだ想像できない。元チームメート、友人と戦うことになるけど、良いゲームをしたいね」と古巣対決を見据えた。

 その後、ピッチに並べられた優勝トロフィーとともに家族で記念撮影。バルセロナを離れ、マドリードへ向かった。

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2020年9月24日のニュース