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メッシ 友好的退団へバルサと話し合い求める、クラブ側は拒否

[ 2020年8月29日 21:52 ]

バルセロナFWメッシ(AP)
Photo By AP

 スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が、友好的な退団を目指してクラブとの話し合いを求めていると29日までにマルカ、スポルトなどスペイン主要各紙が報じた。

 メッシは25日、正式な文書で退団する意思をクラブを通達した。スポルト紙によると、退団の決意は固く、バルトメウ会長のクビを懸けた慰留に応じなかった。しかし、下部組織時代から20年在籍したクラブとの“戦争”は望んでおらず、28日に話し合いの場をもうけるようクラブへ申し入れたという。

 マルカ紙は「メッシが退団するための戦略を変更した」と報道。だだしクラブ側は退団を前提にした交渉には一切応じないとの姿勢で「契約延長以外、話し合いの余地はない」とメッシ側の申し出を拒否した。

 契約条項をめぐって、メッシとクラブは真っ向から対立。2021年6月に満了する契約の中には、メッシがシーズン終了後に希望すれば違約金(7億ユーロ=約875億円)なしで契約を解除できるという条項が存在する。クラブ側は条項の行使期限が6月10日だったため無効と主張。メッシ側はコロナ禍でシーズン終了が8月にずれ込んだため有効と主張して平行線をたどっており、解決の糸口を探るために交渉を提案したとみられる。

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2020年8月29日のニュース