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鳥栖 新たに2人がコロナ陽性、最大10人に感染の可能性 村井チェアマン「今後の日程再考も」

[ 2020年8月12日 17:50 ]

ルヴァン杯の広島―鳥栖戦の中止を受け、オンラインで記者会見するサッカーJ1鳥栖の竹原稔社長
Photo By 共同

 Jリーグは12日、新型コロナウイルス感染症の検査でJ1鳥栖から新たに複数人の陽性者が出たため同日開催のルヴァン杯広島―鳥栖戦(エディオンスタジアム広島)が中止になったことを受け、鳥栖、広島と共同会見を開き、中止に至った経緯を説明した。

 鳥栖は10日に金明輝(キムミョンヒ)監督(39)がPCR検査で陽性と判定された。これを受けて11日に選手ら89人にPCR検査を実施。この日の正午時点で新たに9人に陽性の疑いがあることが判明した。

 このうち発熱があった選手1人とスタッフ2人に短時間で結果が判明する抗原検査を実施したところ、選手1人とスタッフ1人の計2人が「陽性」と判定された。

 PCR検査の結果を待つ「陽性の可能性が高い」残りの7人も陽性となれば、指揮官を含めて計10人が感染したことになる。今後の保健所の判断で「クラスター」と認定されれば、Jリーグで初のケース。現在クラブでは全選手に外出の自主規制を促し、保健所とともに濃厚接触者の洗い出しを行っている。

 会見に出席した村井チェアマンは「トータルで言うと、可能性としては(指揮官以外に)9名の陽性の可能性がある状況であり、本日のYBCルヴァン杯の実現の可能性は非常に難しいという判断をさせていただいた」と説明。「最大では3プラス7。2桁の可能性のある感染状況は今までにない。世に言うクラスターという扱いになるかどうかの判断を保健所のご指示に従う形で対応していくことになる」と話した。また、ルヴァン杯だけでなく「今後の日程を再考する可能性もある」と口にした。

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2020年8月12日のニュース