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鳥栖・金監督 現役指揮官初のコロナ感染 体調不良のまま8日鹿島戦指揮 選手ら89人PCR検査

[ 2020年8月12日 05:30 ]

8日、鹿島戦を指揮する金監督
Photo By スポニチ

 J1鳥栖は11日、金明輝(キムミョンヒ)監督(39)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。Jリーグ再開後、監督の感染が明らかになったのは初めて。10日にPCR検査を受け、陽性と判定されたという。

 クラブによると、体調不良となったのは鹿島戦が行われた8日。ただし、発熱などガイドラインに引っかかるような症状はなく、そのまま指揮を執った。9日夜には38度の発熱も、10日朝には平熱に戻ったため、午前中に行われた練習にも参加したという。ただし、練習後に倦怠(けんたい)感を訴え、佐賀県内の病院へ行ったところ、医者に勧められたPCR検査で陽性が判明した。

 今回の感染による濃厚接触者は3人で、ミーティングで接触したヘッドコーチらが含まれるとみられている。選手には濃厚接触者はいないとされたが、念のため11日は練習を休み、89人のPCR検査を実施。結果はきょう12日の午後に判明するという。当日は敵地でルヴァン杯広島戦が行われる予定だが、会見した竹原稔社長(59)は「開催はできると思う」とし、結果が判明次第チームを編成し移動することや、入院中の監督に代わり桑原勇斗コーチが指揮を執ることを明かした。

 竹原社長は、チームが症状を把握したのは10日の練習後としたが、佐賀県は発症日を8日と発表している。Jリーグ側は「もし体調不良で(8日の)指揮を執ったならよろしくない」と不快感を示した。

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2020年8月12日のニュース