名古屋、独自のPCRで100人全員陰性　DF中谷、予防対策徹底を約束「Jリーグ全体にも迷惑を掛けた」

オンライン取材に応じる名古屋のフィッカデンティ監督
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　名古屋は30日、29日にクラブ独自で実施したPCR検査で選手やスタッフ全100人が陰性判定を受けたことを発表した。DF宮原の新型コロナ感染直後に行った検査ではMF渡辺とスタッフの2人が陽性。27日に実施したPCR検査では外部スタッフの陽性が判明していたが、3度目にして初めて全員の陰性が確認され、この日からクラブハウス施設の使用も再開した。

　8月1日に対戦する柏サイドからは試合延期の要望も届いた。オンライン取材に応じたフィッカデンティ監督は「PCR検査を3回受けてもウイルスに感染する危険はある。恐怖、安心できない状態とつき合いながら生活していくしかない」と話した上で「危ない環境でトレーニングをしているわけじゃない」と語気を強めた。

　DF中谷は「正直、検査結果が出るまで怖さはあった。相手も不安になったし、Jリーグ全体にも迷惑を掛けた。もう一度、予防対策を徹底させてやりたい」と話した。対戦相手だけでなく、見えない敵とも戦う今季の難しさを口にした。