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名古屋でまたコロナ陽性者 3人目はDF宮原和也、22日の大分戦ベンチ入りも「濃厚接触者なし」

[ 2020年7月26日 05:30 ]

名古屋のDF宮原和也

 名古屋は25日、DF宮原和也(24)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同クラブでは6月に感染したFW金崎、GKランゲラックに続いて3人目。リーグ再開後、選手の陽性反応は今回が初めてだ。26日の広島戦は予定通り開催される方向だが、大きな影響を及ぼしそうだ。

 宮原はJリーグが実施した22日のPCR検査結果では陰性判定を受けており、同日の敵地・大分戦でベンチ入り。オンラインで緊急会見した清水克洋専務取締役によると「24日の検温で38・0度の発熱と頭痛」を申告し、同日のPCR検査で陽性判定を受けた。既に平熱に戻り、自宅で静養しているという。

 感染経路は不明ながら、直近2週間は練習参加以外では必要最低限の外出にとどめており、名古屋市の保健所は大分クラブ関係者を含めて「濃厚接触者なし」と判断した。ただ感染判明を受け、この日は選手やスタッフ60人のPCR検査を実施。きょう26日に業者による施設消毒作業を行い、28日の練習公開は急きょ中止とした。

 この日、チームは広島戦へ向けて最終トレーニング。通常なら昼過ぎに名古屋を出発して広島入りするが、清水専務取締役は「PCR検査の結果を受けて、陰性が確定した時点から出発」と説明した。リーグ再開後3勝1分けの2位と好調ながら、再び“最大の敵”に直面した。
 
 【名古屋のコロナ経過】
 ▼6月2日 FW金崎の新型コロナウイルス陽性反応が判明。愛知県内の病院に入院。再びチーム練習自粛。
 ▼4日 濃厚接触者19人陰性判定。
 ▼6日 希望者26人が任意のPCR検査を受診。
 ▼7日 GKランゲラックの陽性発表。
 ▼8日 選手とスタッフ計10人がPCR検査を受診し、全員の陰性を発表。
 ▼12日 未受診だった3人のスタッフと小西社長らクラブ役員や同職員など計64人がPCR検査を受け、全員陰性。
 ▼15日 金崎とランゲラックの退院を発表。
 ▼22日 ランゲラックが全体練習に復帰。
 ▼30日 金崎が全体練習に合流。
 ▼7月4日 J1第2節・清水戦で2―1勝利。ランゲラックは先発、金崎は途中出場。
 ▼24日 発熱と頭痛を訴えたDF宮原がPCR検査を受け、陽性判定。

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2020年7月26日のニュース