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開幕4連敗の鹿島 1点も1勝も遠く、それでも前向くDF犬飼「下を見ても仕方ない」

[ 2020年7月12日 22:11 ]

明治安田生命J1第4節   鹿島0―1浦和 ( 2020年7月12日    埼玉 )

<浦和・鹿島>後半、真っ赤に染まったスタンで浦和サポーターが喜ぶのを背にゴールを決め歓喜の浦和・エヴェルトン(中)(撮影・西海健太郎)
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 鹿島はまたしても悪い流れを断ち切ることはできなかった。後半7分、自陣右サイドのセットプレーから失点。ザーゴ監督が「特に後半は我々のワンサイドゲームだった」と振り返ったようにシュート数、チャンスメークで相手を圧倒しながらも、最後までネットを揺らすことはできなかった。

 これでクラブワースト記録のリーグ開幕4連敗。公式戦6試合全敗となり、得点はリーグ第2節・川崎F戦のオウンゴールのみ。1点が遠い現状はこの日も変わらず、指揮官は「強い相手に対して試合を支配し、チャンスを作れたことは良いことだと思う。フィニッシュまでの過程の練習もできているが、試合になると点が入らない」と嘆くしかなかった。

 それでも1点が入れば、1勝をつかめたら、上昇気流に乗っていける手応えを選手たちは感じている。フル出場したDF犬飼は「結果を見るとダメなチーム。ただ、下を見ても仕方ない。やるべきことは続けられている。後はゴールもそうだし、勝つことで自分たちがやっていることは間違いじゃないという自信を得られると思う」と話した。次戦は18日の横浜戦。悪い流れを変えるきっかけを作るため、黙々と準備を進めていく。

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