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J1も4カ月半ぶり有観客 川崎Fサポーター「等々力で見られるだけで幸せ」

[ 2020年7月12日 05:30 ]

<川崎F・柏>試合終了後、イレブンに声援をおくる川崎Fサポーター(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグ第4節は11日、再開3戦目で初めて観客を入れて2試合を行った。川崎Fはホームで柏と対戦。4724人のサポーターが詰めかけた中、好調のMF家長昭博(34)の2得点などで3―1で勝利し、再開後3連勝を飾った。

 等々力に選手バスが到着すると、サポーターは静かに拍手で出迎えた。都内在住で川崎Fサポーター歴14年の稲見咲希さん(19)は「待ち遠しかった。等々力で見られるだけで幸せです」と、マスク越しに笑みを浮かべた。

 5000人の制限付きながら約4カ月半ぶりに観客が入場。各入場ゲートにリーグから支給された消毒用アルコールと、7カ所計15台のサーモメーターを設置し、入場時に体温チェックが義務づけられた。場外イベント「フロンパーク」はグルメが6店舗、アトラクション3つと大幅に縮小。駅からの臨時バスは通常2社から1社に減らし、台数も限定された。

 応援席での制限も多い。手拍子や応援タオルを振る行為は禁止。クラブは応援タオルを掲げようと呼びかけた。「新しい応援スタイル」を表す絵文字のピクトグラムなどが貼り出され、その掲示をスマートフォンで撮影する人もいた。川崎市在住でサポーター歴8年の韓正彬(ハンジョンビン)さん(25)は「感染リスクはあるが、ルールを守っていきたい」と話した。

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