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“KING”久保弾!リーガ公式ツイッターで称賛 マジョルカ逆転残留へ光

[ 2020年7月11日 05:30 ]

スペイン1部   マジョルカ2―0レバンテ ( 2020年7月9日 )

<マジョルカ・レバンテ>後半、ゴールを決め喜ぶ久保
Photo By 共同

 マジョルカの日本代表MF久保建英(19)が、チームの勝利を決定づける今季4得点目を挙げた。9日、ホームのレバンテ戦に11試合連続で先発出場。1―0で迎えた後半39分に相手ネットを揺らし、2―0でチームの2戦ぶり勝利に貢献した。交代する後半41分まで攻守に積極的なプレーを見せ、スペインリーグは「KING」と紹介。来季の去就も注目される19歳は、まずは2部降格圏の18位に沈むチームを奇跡の残留に導く。

 残留争いの正念場で、久保がまばゆい輝きを放った。1―0で迎えた後半39分。ドリブルで持ち込み放った右足シュートは相手GKにはじかれたが、その流れで再びGKがはじいたボールを左足で叩き込んだ。今季4点目は試合を決めるダメ押しゴール。「とても満足している」。味方ベンチ前で“お辞儀ポーズ”を披露し喜びを表現した。

 右MFで11試合連続の先発出場。前半30分にはカットインから右足でコースを狙ったシュートを放つなど、交代した後半41分まで攻守で積極的なプレーを見せ、地元紙も高評価した。地元紙アスはチーム最高タイの3点(3点満点)。スペインリーグの公式ツイッターは「KING KUBO」とつづり、活躍を称えた。

 来季の去就をめぐる「争奪戦」も過熱する一方だ。RマドリードはEU圏外枠が埋まっているため、来季も久保が期限付き移籍することは確実。アス紙によるとレアル・ソシエダードなど国内クラブが有力視されているが、国外ではフランス1部のパリ・サンジェルマンなど欧州各国の名門が熱視線を送っているという。

 だが、本人は目の前の試合に集中している。この日の勝利で勝ち点を32に伸ばし、残留圏内となる17位アラベスとの勝ち点差を3に縮めた。久保は言う。「僕たちは大丈夫。精いっぱい努力する」。クラブは元日本代表FW大久保(現東京V)が所属した04~05年シーズンには、残り4試合で降格圏から脱出した。残り3試合。奇跡の逆転残留へ、再び歴史をつくるのは久保だ。

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