J1、11日から有観客試合 川崎F“コアサポ”「川崎華族」一般客に“席譲る”

[ 2020年7月11日 05:30 ]

等々力のゴール裏で、川崎Fイレブンを応援するコアなサポーター(撮影・大塚 徹)
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 明治安田生命J1リーグは11日、有観客試合をスタートさせる。川崎Fはホームで柏と対戦。5000枚限定となったチケットは、コアな応援団が一般サポーターに譲る心意気を見せていたことが判明。クラブ愛を基に一丸となり、再開後3連勝が懸かる一戦に臨む。

 クラブを愛するがゆえの、勇気ある行動だった。解禁となる有観客試合はチケット枚数が限られる中、川崎Fのシーズンチケット保持者で購入権利のあった応援団「川崎華族」が一般サポーターにチケットを譲る決断をしていたことが分かった。メンバーは「スタジアムで声を出すことだけが応援じゃない」とし、違う形でクラブを支えるという。

 政府の指針により7月の動員数は5000人か収容人数の50%の少ない方が上限。多くのサポーターの観戦がかなわない中、クラブ側は普段からチームのサポート役を果たす川崎華族の申し入れを快諾。5000枚のチケットを6月29日に販売開始し、7日までに完売した。声を出しての応援やフラッグを振るなどの行為が禁止される中、タオルマフラーを掲げる「新たな応援スタイル」の呼び掛けも同時に始め、チケット購入者にはメールで送付した。

 11日の試合当日はグルメ、アトラクションなどの場外イベント「フロンパーク」も規模を縮小して再開する予定だ。サポーターの心意気、クラブスタッフの数々の努力、そして医療従事者への感謝。「見に来られない方のためにも、この中で来てもらえる方にも、しっかりとした自分たちのプレースタイルを見せたい」と鬼木監督。イレブンはさまざまな思いを胸に、リーグ再開後3連勝が懸かる一戦へ、5000人のサポーターの待つ等々力のピッチに立つ。

 ▽チケット販売の優先順位 有観客試合再開にあたり、Jリーグはチケット販売をホームチームに一任している。多くのクラブは、(1)シーズンチケット保有者(2)ファンクラブ会員(3)一般サポーターと優先順位をつけて販売している。

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