名古屋、J1通算400勝!　金崎も途中出場で勝利貢献

明治安田生命J1第2節   名古屋2－1清水 （ 2020年7月4日    アイスタ ）

＜清水・名古屋＞前半、ゴールを決めた名古屋・相馬はイレブンとハグして喜ぶ　（撮影・白鳥　佳樹）
Photo By スポニチ

　水しぶきを上げ、金崎は前線に向かった。途中出場を告げられた後半17分。まだ本調子でない身体を叱咤（しった）し、時に起点となり、時にオフ・ザ・ボールの動きで攻撃を活性化した。同38分には右サイドを切り崩し、ラストパス。史上5チーム目となる通算400勝の歓喜の輪にも加わった。

　「ランゲラックと金崎はチームに欠かせない存在。出場できる状態なので使った」

　こう明かしたフィッカデンティ監督は、正守護神を先発で起用した。前半18分に先取点こそ許したものの、その後はファインセーブを連発。「（試合の）リズム感が心配だったけど、準備はしっかりできていたのでフィットネスは問題なかった」。振り返るランゲラックの顔に安堵（あんど）の笑みが浮かんだ。

　金崎の新型コロナウイルス感染が判明したのが6月2日。その5日後にGKも陽性と判定された。チームが全体練習を再開したのが13日。わずか3週間の調整期間で、今季初勝利を手にした。