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マジョルカ久保 レアル戦にフル出場 敗戦も存在感見せる

[ 2020年6月25日 09:40 ]

レアル・マドリード戦にフル出場したマジョルカ久保建英(AP)
Photo By AP

 マジョルカの日本代表MF久保建英(19)は24日、敵地で行われた保有元のレアル・マドリード戦にフル出場を果たした。前半22分に左足で直接FKを蹴り、後半16分にはドリブルでスペイン代表DFセルヒオラモスら3人抜きから右足で惜しいシュートを放つなど存在感を見せたが、チームとして力の差を見せつけられ、試合は0―2で敗れた。

 試合はトップチームの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウではなく、マドリード・バルデベバス地区にあるシウダード・デポルティバ内の「アルフレッド・ディ・ステファノ」で開催。昨夏にFC東京からレアル・マドリードに電撃移籍した久保にとって、3部に所属する下部組織チームのカスティージャでデビューを飾った思い出のスタジアムだった。

 試合は前半19分にクロアチア代表MFモドリッチのパスを受けたブラジル代表FWビニシウスが右足で冷静に流し込み、Rマドリードが先制。後半11分にはセルヒオラモスがFKを右足で直接たたき込み、試合を決めた。

 この日もベテランキッカーに代わり直接FKを蹴るなど、もはやマジョルカの押しも押されもせぬ攻撃陣の主軸に成長した久保。来季の去就に関し、スペイン地元のAS紙がスペイン国内10チーム他、パリSG、アヤックス、ラツィオ、ACミラン、セルティックなど各国の名門を含め30に上るクラブが獲得に強い関心を示していると報じるなど、日に日に周囲が騒がしくなっている中、久保は得点こそ決められなかったものの、レンタル元のチームに対して“武者修行”による確かな成長ぶりを示した。

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2020年6月25日のニュース