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サッカー23年女子W杯招致断念を発表 豪州・NZ共催リードで

[ 2020年6月22日 18:35 ]

オンラインの記者会見で、2023年サッカー女子W杯招致への立候補を取り下げることを表明した日本サッカー協会の田嶋幸三会長
Photo By 共同

 日本サッカー協会は22日、23年女子W杯への立候補を取り下げることを発表した。同日の臨時理事会で協議、決定された。日本協会の田嶋幸三会長は同日にコメントを発表し、「ブラジルが立候補を取り下げたことが、南米サッカー連盟の票の一本化につながったのは自明の理であり、既にASEANサッカー連盟がオーストラリア、ニュージーランドへの支持を表明するなど、他の大陸連盟にも大きな影響を与えることになっています。男子とは異なり、年齢制限のないチームで女子の世界一を決める大会は、FIFA 女子ワールドカップとオリンピックの2つがあります。新型コロナウイルスの影響によってその女子サッカー最高峰を決める2つの大会が、短期間に同じ国で開催されることに対する抵抗感が強まったことも感じました」と招致レースでオーストラリア・ニュージーランドがリードしていること、また新型コロナウイルスの感染拡大が影響していることを示唆した。

 23年女子W杯は開催地は25日のFIFA理事会で決定する。最終候補には日本のほか、オーストラリア・ニュージーランド共催、ブラジル、コロンビアが残っていたが、ブラジルが8日にコロナ渦を理由に立候補取り下げを表明していた。また、FIFAの現地視察を基に10日に公開された評価報告書ではオーストラリア・ニュージーランドが最も高い評価を得ていた。

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2020年6月22日のニュース