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コロナ禍で打撃 浦和 選手もサポも守る!「投げ銭」導入で新たな収入源模索

[ 2020年6月11日 05:30 ]

浦和はさまざまな方策で選手やサポーターを守る
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 浦和が、今季公式戦で「ギフティング(投げ銭)」を導入する可能性が浮上した。立花洋一社長(60)がオンライン取材で明かしたもの。新型コロナ禍の影響で7月4日再開から2試合は無観客、その後も7月中は上限5000人、8月以後も収容50%以下の制限付き動員となるため、クラブの新たな収入源として期待される。

 早速、13日に行うJ2町田との練習試合(埼スタ)でテスト導入する。公式YouTubeチャンネルでライブ配信すると同時にクラブ初の試みとしてスポーツエンターテインメントアプリ「Player!」上で視聴者参加型のギフティングを実施。立花社長は「公式戦での導入を検討した中でのテストです」と打ち明けた。

 新型コロナ禍の影響により、浦和では本年度、約20億円の減収、10億円前後の赤字を想定する。無観客2試合、その後も制限付きの観客動員やルヴァン杯の試合数減少など入場料収入への打撃は大きい。この日、J1最多となる2万人規模の年間チケットの全額払い戻しの実施(受け取り辞退による寄付も受け付け)も決定した。

 立花社長によれば総額でJ1上位となる選手らの年俸は維持するが、役員報酬については7月から来年1月末まで15%削減。さらに投げ銭に加え、クラウドファンディング、ユニホーム販売の再強化など「少しでも赤字を減らし、黒字に回復していくためさまざまな施策を実行していく」と話す。公式戦での導入には調整も必要だが、苦境を打破する一手としてギフティングに期待がかかる。

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