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JリーグがJ2京都に罰金100万円 2月にサポーターがナチスドイツ連想させる旗使用

[ 2020年6月8日 14:05 ]

 Jリーグは8日、今年2月9日のプレシーズンマッチ、京都―C大阪(京都)において京都サポーターがゴール裏スタンドで人種差別主義を標ぼう、実践したナチスドイツを連想させるデザインの旗を振ったとして、クラブ側に罰金100万円の懲罰を決定したと発表した。

 同サポーターは10年に本件旗と酷似した旗をその前年に振っていた者から譲り受け、19年までほぼ全てのホームゲームで振っていた。その後、新スタジアムのオープンに合わせて本件旗を新調し(外見上大きな変更はない)、本件試合において振った。

 JリーグはFIFA及びJFAと連携しながら反人種差別の取組を進め、17年に本件と同種の事案が発生した際にも各クラブに注意喚起を図ってきたが、京都は横断幕などについては試合会場において不適切なものがないか目視確認していたものの、個別に旗のデザインについてまでは目視確認しておらず、本件旗が長期間に渡り、ほぼ全てのホームゲームで振られてきたことを懲罰理由とした。

 一方、クラブ側は本件事象の発覚後、すみやかに実行者を特定。公式サイト上で謝罪するとともに実行者へ、厳重注意。2月23日のアウェー山口戦では旗デザインのチェックなど具体的な再発防止にも着手している。

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2020年6月8日のニュース