Eフランクフルト長谷部、アジア新の独309戦出場!無観客の中、静かな偉業

[ 2020年6月7日 05:30 ]

ドイツ1部   Eフランクフルト0―2マインツ ( 2020年6月6日 )

<Eフランクフルト・マインツ>競り合うE・フランクフルトの長谷部(AP)
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 Eフランクフルトの元日本代表主将の長谷部誠(36)が、偉大な記録を打ち立てた。6日、ホームでマインツ戦にリベロでフル出場。ドイツ1部の通算試合出場数を309試合とし、元韓国代表FWで同監督も務めた車範根(チャボングン)氏(67)が持つ308試合を上回り、アジア選手単独最多記録を樹立した。試合は0―2で敗れた。同僚のFW鎌田大地(23)もフル出場した。

 アジアのサッカー史に名を刻んだ。08年にドイツへ渡り13シーズン目。3バック中央で先発ピッチに立った長谷部が、アジア選手最多出場記録を31年ぶりに更新した。0―0の前半39分には、1対1のゴール前で懸命に体を張って処理。新型コロナウイルスの影響で無観客、セレモニーもない中で静かにレコードを樹立した。

 攻撃的MFもこなした浦和時代から一転、ドイツではセンターFW以外の全ポジションを経験した。ウォルフスブルクでは、11年9月のホッフェンハイム戦で味方GKが退場。3枚の交代枠を使い切っていたため、長谷部が“代役GK”を務めるなど、類いまれなユーティリティー性が記録更新の一助にもなった。

 だが、決して順風満帆ではなかった。12年には契約を残した状態で移籍を試み、12~13年シーズンは開幕から9試合連続ベンチ外と干された。「これだけ長く試合に出られないのは人生で初めて」と話していた長谷部は、日本に戻る選択肢もあった中で残留を決断。諦めずに努力を続け、周囲の信頼を取り戻したことで今がある。

 先月末には来年6月30日までの契約延長にサイン。同時に今年7月1日からは、アンバサダーとして3年契約を締結するなどクラブからの信頼度は高い。前節3日のブレーメン戦後、記録について長谷部は「とても誇りに思う」と語っていた。ディフェンスラインの要は、まだまだチームの“最前線”でプレーを続ける。

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