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韓国Kリーグ、無観客で開幕!昨季王者の全北 41歳FWイ・ドングク開幕1号弾で白星発進

[ 2020年5月8日 21:09 ]

水原との韓国Kリーグ開幕戦で先制ゴールを決め喜ぶFWイ・ドングク(左から2人目)ら全北イレブン(AP)
Photo By AP

 サッカーの韓国Kリーグが8日に開幕。新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界中で公式戦が中止となる中、注目を集めた開幕戦は昨季王者の全北VS昨季カップ戦王者の水原という好カードのみ1試合が行われ、全北が後半38分に元韓国代表FWイ・ドングク(41)の開幕1号弾となる決勝点により1―0で白星発進を飾った。1部リーグ開幕節の残り5試合は9、10日に行われる。

 試合は0―0まま折り返すと後半7分、ホームの全北が攻め込みエリア内で相手のハンドを誘う。全北イレブンがPKをアピールするなかVARによる判定に。主審がオンフィールドレビューでしっかりと時間をかけて確認した結果ノーファウルと判定。全北はPKを獲得することが出来なかった。

 すると全北は後半16分、Jリーグの福岡などでもプレーしたMF邦本宜裕(22)と元韓国代表FWイ・ドングク(41)を同時投入。同30分には水原のオーストラリア人MFアントニス(26)が危険なタックルによって一発退場。全北がさらに攻勢を強めると同38分に待望の先制ゴール。左CKのチャンスからニアサイドのFWイ・ドングクが頭で押し込み豪快にネットを揺らした。

 試合はそのまま1―0で全北が勝利。VAR判定や退場者が出るなど荒れる要素も見られたが大きな混乱もなく終了した。

 Kリーグは当初2月29日に開幕予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期。その後韓国ではPCR検査を徹底するなど防疫対策に力を入れ、ここ数日は感染者数を一桁台に抑えるところまできており、先月末には1、2部リーグの選手、スタッフの約1100人が検査を受け、陽性者がいなかったため無観客での開催を決断した。今後感染者が出たチームは最低2週間隔離され、試合延期などの対策が取られるという。

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