C大阪 新本拠「桜スタジアム」目指す“日本一の親近感”来年3月完成へ

[ 2020年4月29日 05:30 ]

桜スタジアムの完成予想図(C)2016桜スタジアム建設募金団体
Photo By 提供写真

 新型コロナウイルスの感染拡大でサッカーチームが軒並み活動休止となっている中、昨年から始まったC大阪の新たな本拠地「桜スタジアム」の改修工事は今日も進んでいる。担当者によると、来年3月の完成予定に向け、現在の進ちょく状況は45%。「日本一の親近感」を基本コンセプトのひとつに掲げるスタジアムの現状と今後を、写真とともに伝える。

 かつてのキンチョウスタジアムでは、今なお、新たな姿へと生まれ変わるための改修工事が続けられている。新型コロナウイルスの影響でリーグ戦やチームの活動が止まっている中でも「桜スタジアム」と銘打たれたC大阪の新本拠地は、来年3月の完成に向けて今日も作業が進められていた。

 クラブの担当者は「屋根も付き始め、工事の進ちょく状況は現在で45%です」と説明する。完成までの部品等は全てそろえられており、自主的な中断や休止要請などがなければ、新型コロナウイルスの対策を実施しながら、工事は日々、進んでいくという。

 完成後、来年6月から使用開始予定で、ACLにも対応した収容人数2万5000人の球技専用スタジアム。その新たな本拠地の基本コンセプトのひとつにC大阪は「日本一の親近感を!」と掲げている。その「親近感」を味わえるのが、メインスタンドの観客席からピッチまで5・7メートルという距離の近さだ。

 G大阪の本拠地パナスタで最も近いところが7メートル、神戸が本拠地とするノエスタが6メートル、J2京都の新たな本拠地サンガSが7・5メートル。関西のJクラブで最も接近しており、臨場感を味わえる仕様となっている。一方では、特別感を味わえるラウンジなども設置される。

 「地域のための都市型スタジアム」というコンセプトもあり、防災拠点としての機能だけでなく、試合日以外にも地域の人々が活用できる場所を作ろうとしている。レストランやコーヒーショップといった飲食店を設置する構想があり、スタジアム内の部屋などは会議室として貸し出す予定。また、学習塾の教室、子育て支援施設として利用を募る案もある。

 クラブのイベントで桜スタジアムについて問われたFW柿谷は「楽しみ」と改修後を待ちわびた。募金で改修する「桜スタジアム」は、その目標額が66億円。4月1日現在、集まった額は約34億6000万円となっている。法人、個人に対して継続して寄附をお願いしつつ、完成の時を目指していく。

 ○…かつてのキンチョウスタジアムから抜本的に変わるのが、旧バックスタンドとホームゴール裏席。旧バックスタンドは改修後にメインスタジアムとして使用することになり、かつてのメインスタンドがバックスタンドとなる。座席数が大幅に増設されるホームゴール裏席とともに屋根が付く。コンセプトのひとつに「クラブの成長に応じた段階的改修」と掲げており、今後も継続的なバージョンアップを目指す予定。球技専用スタジアムのため、完成後はラグビーやアメフットなどの試合も誘致する。

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