元なでしこ大野忍さんが語る、レギュラーになるための心構えとは？「自分がやりたいことではなく…」

第3回オンライントークショーに参加した大野忍さん
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　新型コロナウィルスの感染が拡大する中で外出自粛している方々に勇気を与え、スポーツの力でこの状況を乗り切っていくために何か出来ないかと考え、元サッカー女子日本代表なでしこJAPAN大野忍さん（36）が26日、パーソナルトレーナー山田晃広（株式会社The　Stadium代表取締役）と第3回オンライントークショーを開催した。

　参加者から「18歳で日本代表入りした頃、試合に出場するためにしたことは？」という質問を受けた大野さんは、「与えられた時間で与えられた役割をすることに徹した。これは当時在籍していた日テレベレーザで学んだこと」と説明。「どうやったらレギュラーになれるか」という質問には「サブで試合に出場する機会を得た時には、点をとる、ボールに触りたいなど自分がやりたいことではなくチームの状況で何が必要かを考えた。（男子は少し違うかもしれないが、）女子サッカーに関しては、サブで途中から入った選手はとにかく懸命にやることが求められていると感じていた」と当時の様子を伝えた。

　現在はコーチとして指導にあたっており、「選手には目標を持ってトレーニングに取り組んでほしい。トラップが上手くなるためには意識をすること。どのタイミングで吸収するか、足元に入るまでボールを見る」など具体的なアドバイスにも触れた。

　株式会社The　Stadiumでは新型コロナウィルスの感染拡大防止の影響で自粛している現状にスポーツの力で1人でも元気になって欲しいとの考えから、オンラインでのセッションを企画している。同社によると「大野忍オンライントークショー」は引き続き来週も開催予定。他にも金曜日にスポーツトレーナーに関する「お悩み相談会」、毎週火曜日・木曜日には「プロスポーツトレーナーが教える自宅で出来るトレーニング」を開催している。今後は土曜日に「海外スポーツ事情」の開催も予定している。

　同社は「スポーツと教育を通じて人生をより豊かにしていく」ことを掲げ、世界に通用するスポーツトレーナーの育成をサポートしている。