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レンヌ指揮官「レアルに行ける力ある」 東京五輪でも注目の“神童”17歳MFカマビンガに太鼓判

[ 2020年4月15日 23:41 ]

フランス1部レンヌの17歳MFカマビンガ(手前)(AP)
Photo By AP

 フランス1部レンヌのステファン監督(39)が複数の海外メディアで移籍話が浮上している17歳のMFカマビンガについて「将来レアル・マドリードに行ける力がある」と太鼓判を押した。

 スペイン紙アスが15日、ステファン監督のインタビュー記事を掲載。同紙では以前カマビンガについてブラジル代表MFカゼミロ(28)の後継としてレアル・マドリードが狙っていると報道。この移籍話について問われると「そうだな。私は彼が最高レベルの要求に応えられるだけの“器”だと見ている。彼が成長すれば、いずれビッグクラブに行ける力をつけていることだろう」と17歳の明るい未来について自信を持って語った。

 さらに今夏飛躍するべきか彼に話すかと問われると「レンヌは彼の“トレーニングクラブ”なので私はここでもう1シーズン滞在するようにアドバイスする。大きなステージにジャンプする前に、彼は1つまたは2つのステージを残していると思う。“トレーニングクラブ”とビッグクラブでは大きな違いがある。彼がビッグクラブに身を置くためにはまだいくつかの必要なステップが残されている」と移籍に対し前向きな発言をしつつも早くて来夏以降にすべきだという考えを明かした。

 昨年4月に弱冠16歳6カ月でプロデビューを果たしたカマビンガは、そのままトップチームに定着。今季はここまでリーグ戦25試合出場(先発出場24)とスタメンの座を確保。8月のフランス1部月間最優秀選手賞に16歳10カ月という若さで選出され、史上最年少記録を塗り替え“神童”として名声を上げた。レアル・マドリードの他にもバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、パリSGなど欧州各国のビッグクラブからも関心が高く、今夏移籍市場の“注目株”として頻繁に名前が上がっていた。

 両親はともにコンゴ民主共和国出身だが本人はフランス代表入りを目指しており、昨年11月に無事フランス国籍を取得。するとさっそく同月にフランスU―21代表に“飛び級”召集され、ジョージアとのU21欧州選手権予選で先発デビュー。フル出場で3―2の勝利に貢献した。来年の東京五輪出場も期待される。

 カマビンガとレンヌの契約は2022年夏まで。指揮官は少なくとも1年の残留を希望するが、クラブと本人が今夏どちらを選択するのか注目だ。

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2020年4月15日のニュース