J1 5月9日再開目指す GW開催避け収容は50%以下に J2&J3は先行再開

[ 2020年3月26日 05:30 ]

観客が密集していたころのスタンドの様子。今後は収容50%以下からの再開を目指す
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で公式戦を中断しているJリーグは25日、臨時実行委員会で全56クラブの代表者とウェブ会議を行い4月3日の再開案を断念。J1は5月9日、J2は5月2日、J3は4月25日と段階的な再開を目指すことで合意した。遠距離移動を伴うアウェー観戦の自粛、前後左右を空ける席割りなど予防策を徹底する。

 J1再開は「5・9」に設定された。2月末から中断期間は2カ月を超す。東日本大震災後の47日間を超え史上最長の空白だ。まずは比較的、イベント規模の小さなJ3が4月25日、J2を5月2日に先行再開。当初、J1再開も5・2を予定したが爆発的な感染者増が危惧されるゴールデンウイーク開催を避けた形だ。

 前夜、東京五輪の延期が決定。再編日程では五輪開催予定だった期間の開催も組み込む。Jリーグでは既に運営に必要な7万枚のマスク、消毒剤300リットルを用意。全会場の入場口に設置する約450個のサーモメーターも4月18日にはそろう見込みだ。ただ運用には時間も必要で、まずはJ3から再開し、徐々にコロナ対策の運営スキル向上を目指す狙いもある。

 また可能な限り「密集」を避ける予防策でも合意した。再開後の約2カ月間は原則、アウェー席は設けず、ファン、サポーターにも遠距離移動を伴うアウェー観戦の自粛を求める。指定席は前後左右を空け、全体でも収容50%以下を目指す。再編と入場制限による全56クラブの減収の合計額は10~15億円に及ぶ見通しという。

 Jリーグでは早速、新たな融資制度設立にも着手。コロナ禍による財政難に特化したもので従来の安定開催基金と区分けする。理念強化配分金などを財源にコロナ禍に苦しむクラブ経営を補填(ほてん)する案も出た。延期となった総試合数は314。「難易度の高い意思決定。皆さんに感謝したい」と村井チェアマン。再開後は水、土曜と週2試合の過密日程が続くが、リーグ、ルヴァン杯とも全日程消化が可能という。

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2020年3月26日のニュース