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バレンシア 選手ら5人が新型コロナ感染

[ 2020年3月16日 00:29 ]

 サッカーのスペイン1部リーグ、バレンシアは、トップチームの選手、スタッフの計5人が新型コロナウイルス検査で陽性と診断されたことを発表した。いずれも体調に大きな問題はなく、隔離されているという。

 5人の氏名は公表していないが、DFガライが同日にクラブの発表に先立って、自身のインスタグラムで感染を公表。地元メディアは、DFマンガラとDFガヤも感染し、残り2人はスタッフと報じた。

 スペイン1部リーグで選手に感染者が出たのは初めて。スペインでは14日までに感染者は6000人、死者は190人を超え、全国に非常事態宣言が出された。

 15日時点で欧州のカップ戦、主要リーグの主な状況は以下の通り。
 ▼欧州チャンピオンズリーグ(CL):決勝トーナメント1回戦第2戦で17日のユベントス―リヨン、マンチェスター・シティー―レアル・マドリード、18日のバルセロナ―ナポリ、バイエルン・ミュンヘン―チェルシーを延期。代替日は未定。

 ▼欧州リーグ:決勝トーナメント2回戦第2戦で19日の8試合を延期。

 ▼イングランド・プレミアリーグ:13日に4月3日までの全試合延期を発表。
 ・12日までにレスターの数選手が感染が疑われる症状が出たため隔離。
 ・12日にアーセナルのアルテタ監督が感染。
 ・12日にチェルシーのFWハドソンオドイが感染。

 ▼ドイツ1、2部リーグ:13日午前に、17日~4月2日の全試合を中止とする方針を発表。13~16日の試合は無観客で開催予定だったが、一転して13日午後に中止を決定。
 ・ドイツ2部ハノーバーのDFヒュベルスが11日に、DFホルンが12日に感染。12日からMF原口元気ら全選手が14日間の隔離措置。
 ・13日にドイツ1部パーダーボルンのDFキリアンが感染。

 ▼スペイン1、2部リーグ:12日に全試合を少なくとも2週間中止すると発表。
 ・12日にレアル・マドリードのバスケットボールチーム選手の感染が判明し、同じ練習施設を使用するジダン監督率いるサッカーチームも活動停止。選手、スタッフは15日間の隔離。
 ・13日にバルセロナはトップチームの活動を当面停止すると発表。
 ・15日にバレンシアが選手、スタッフの計5人が感染したと発表。DFガライは自身で感染を公表し、地元メディアはDFマンガラ、DFガヤも感染したと報道。

 ▼イタリア・セリエA:9日に4月3日まで全試合中止が決定。
 ・11日にユベントスのDFルガニが感染。
 ・12日にサンプドリアのFWガッビアディーニが感染。13日には同僚のDFコリー、MFエクダル、FWラグミナ、MFトルスビーの4選手が感染。14日にDFベレシンスキとMFデパオリが感染を公表。
 ・13日にフィオレンティナのFWブラホビッチ、14日にFWクトローネとDFペッセッラが感染。

 ▼フランス1、2部リーグ:13日に全試合を中止すると発表。再開時期は未定。
 ・13日にフランス2部トロワがトップチーム選手1人の感染を発表。地元メディアは韓国代表FW石鉉俊(ソクヒョンジュン)と報道。

 ▼オランダ1部リーグ:12日に3月中の全試合を中止すると発表。

 ▼ベルギー1部リーグ:12日に4月3日まで全試合を中止すると発表。

 ▼ポルトガル1部リーグ:12日に全試合を中止すると発表。再開時期は未定。

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2020年3月15日のニュース