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バレンシアDFガライ、新型コロナ陽性を公表 スペイン1部で初の感染者

[ 2020年3月15日 21:41 ]

バレンシアのDFエセキエル・ガライ(右)=2019年11月の欧州CL・リール戦(AP)
Photo By AP

 サッカーのスペイン1部リーグ、バレンシアに所属する元アルゼンチン代表DFエセキエル・ガライ(33)が15日、自身のインスタグラムで新型コロナウイルス検査で陽性と診断されたことを公表した。

 ガライは2月に膝を負傷して今季絶望となっており「2020年は悪いスタートになってしまった」としながらも、サムアップする自撮り写真とともに「気分はとてもいい。現在は隔離されて、経過観察となっているだけ」と体調には問題ないことを報告した。

 スペイン1部リーグで選手に感染者が出たのは初めて。スペインでは14日までに感染者は6000人、死者は190人を超え、全国に非常事態宣言が出された。

 15日時点で欧州のカップ戦、主要リーグの主な状況は以下の通り。

 ▼欧州チャンピオンズリーグ(CL):決勝トーナメント1回戦第2戦で17日のユベントス―リヨン、マンチェスター・シティー―レアル・マドリード、18日のバルセロナ―ナポリ、バイエルン・ミュンヘン―チェルシーを延期。代替日は未定。

 ▼欧州リーグ:決勝トーナメント2回戦第2戦で19日の8試合を延期。

 ▼イングランド・プレミアリーグ:13日に4月3日までの全試合延期を発表。

 ・12日までにレスターの数選手が感染が疑われる症状が出たため隔離。

 ・12日にアーセナルのアルテタ監督が感染。

 ・12日にチェルシーのFWハドソンオドイが感染。

 ▼ドイツ1、2部リーグ:13日午前に、17日~4月2日の全試合を中止とする方針を発表。13~16日の試合は無観客で開催予定だったが、一転して13日午後に中止を決定。

 ・ドイツ2部ハノーバーのDFヒュベルスが11日に、DFホルンが12日に感染。12日からMF原口元気ら全選手が14日間の隔離措置。

 ・13日にドイツ1部パーダーボルンのDFキリアンが感染。

 ▼スペイン1、2部リーグ:12日に全試合を少なくとも2週間中止すると発表。

 ・12日にレアル・マドリードのバスケットボールチーム選手の感染が判明し、同じ練習施設を使用するジダン監督率いるサッカーチームも活動停止。選手、スタッフは15日間の隔離。

 ・13日にバルセロナはトップチームの活動を当面停止すると発表。

 ・15日にバレンシアのDFガライが感染を公表。

 ▼イタリア・セリエA:9日に4月3日まで全試合中止が決定。

 ・11日にユベントスのDFルガニが感染。

 ・12日にサンプドリアのFWガッビアディーニが感染。13日には同僚のDFコリー、MFエクダル、FWラグミナ、MFトルスビーの4選手が感染。14日にDFベレシンスキとMFデパオリが感染を公表。

 ・13日にフィオレンティナのFWブラホビッチ、14日にFWクトローネとDFペッセッラが感染。

 ▼フランス1、2部リーグ:13日に全試合を中止すると発表。再開時期は未定。

 ・13日にフランス2部トロワがトップチーム選手1人の感染を発表。地元メディアは韓国代表FW石鉉俊(ソクヒョンジュン)と報道。

 ▼オランダ1部リーグ:12日に3月中の全試合を中止すると発表。

 ▼ベルギー1部リーグ:12日に4月3日まで全試合を中止すると発表。

 ▼ポルトガル1部リーグ:12日に全試合を中止すると発表。再開時期は未定。

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2020年3月15日のニュース