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アタランタ 初の欧州CL8強、イリチッチ4ゴール!決勝Tのアウェーで初快挙

[ 2020年3月11日 21:05 ]

欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント(T)1回戦第2戦   アタランタ4―3バレンシア ( 2020年3月10日    バレンシア )

バレンシア戦でPKを決めるアタランタのイリチッチ(AP)
Photo By AP

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は10日、決勝トーナメント1回戦の第2戦の2試合が行われ、アタランタ(イタリア)とライプチヒ(ドイツ)がともに初のベスト8入りを決めた。

 初出場のアタランタは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客で行われたアウェーでバレンシア(スペイン)に4―3と競り勝ち、2戦合計8―4で準々決勝進出。スロベニア代表FWイリチッチが決勝Tのアウェーでは欧州CL初となる4ゴールを挙げた。前半にPKで2得点、後半に左足で2点を追加しマン・オブ・ザ・マッチに輝いた32歳は「アタランタはもうサプライズじゃない。ベスト8にふさわしいと証明したいし、日々成長したい」と胸を張った。

 本拠地ベルガモのあるイタリア北部は新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻で、セリエAは4月3日まで中止。試合後にイレブンは「ベルガモ、この勝利はあなた達のもの。絶対にあきらめるな」とメッセージを書いたTシャツをカメラに向かって掲げた。

 ガスペリーニ監督は地元テレビのスカイ・イタリアのインタビューで「たくさんお祝いのメッセージをいただいたが、その中にはベルガモの病院の院長からのものもあった。今、大変な思いをしている地域のみなさんに喜びを届けられたことを、とてもうれしく思っている」と語った。

 地元メディアによると、アウェー・バレンシアへの遠征が禁じられた約1200人のサポーターは、アウェーチケットの返金を受け取らずに、そのまま新型コロナウイルスの治療を行っている地元病院に寄付。寄付額は合計でおよそ6万ユーロ(約714万円)という。

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2020年3月11日のニュース