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浦和18歳MF武田 あるぞ開幕先発!全国準V高卒ルーキー“魅せた”高精度クロス

[ 2020年2月7日 05:30 ]

練習試合   浦和 4―1 J2東京V ( 2020年2月6日    沖縄・東風平運動公園サッカー場 )

青森山田高から浦和に入団した高卒ルーキーMF武田
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 浦和のMF武田英寿(18)が、中盤では98年の元日本代表MF小野伸二(現J2琉球)以来となる高卒ルーキー開幕スタメンの可能性が出てきた。チームは6日、J2東京Vと練習試合(35分×2)。武田はボランチと右MFに入り、右MFの24分に右足クロスで遠いサイドの長沢のゴールをお膳立てした。「手前を狙いました」。狙いどおりではなかったが、精度の高いキックはアピールに十分だった。

 全国高校選手権では青森山田高の主将として準V。1月20日に合流したばかりで、プロ生活はまだわずか18日と新人ホヤホヤ。だが最初は「速かった」というプレッシャーにも、「だんだん慣れてきた」と対応。1次合宿ではこの日ボランチでコンビを組んだ阿部と同部屋となり「オンとオフがしっかりしている」とプロの極意も“伝授”された。

 ユースからの昇格では17歳デビューの日本代表MF原口らもいるが、高体連出身で開幕スタメンとなれば99年のDF池田以来クラブ史上3人目、MFでは98年の小野以来の快挙だ。名前の由来は平塚(現湘南)で高卒開幕スタメンを飾ったあの元日本代表MF中田英寿。「そこを目指してアピールしてやっている」と武田。選手権準Vの悔しさを晴らす舞台が早くもやってきた。

 ◆武田 英寿(たけだ・ひでとし)2001年(平13)9月15日生まれ、仙台市出身の18歳。地元クラブ・なかのFCでサッカーを始め、仙台ジュニアユースを経てサッカーの強豪・青森山田中、高へと進学。2年時に全国高校サッカー選手権で母校の2度目の全国制覇に貢献した。伝統の背番号10を引き継いだ3年時は準優勝。U―18日本代表。1メートル78、68キロ。利き足は左。

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2020年2月7日のニュース