FC東京 4年ぶりACL本大会出場!“雨中死闘”のチーム救った室屋弾

[ 2020年1月29日 05:30 ]

ACLプレーオフ   FC東京2-0セレス・ネグロス ( 2020年1月28日    味スタ )

<ACLプレーオフ FC東京・セレスネグロス>後半44分、ゴールを決めて喜ぶアダイウトン(左から2人目)と室屋(同3人目)(撮影・小海途 良幹)
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 ACLプレーオフが2試合行われ、J1昨季2位のFC東京は本拠の味の素スタジアムでセレス・ネグロス(フィリピン)に2―0で勝利し、4年ぶりの本大会出場を決めた。雨が降り注ぎ、ところどころに水たまりができるピッチコンディションの中、後半3分に日本代表DF室屋成(25)が先制弾を決めた。J1昨季3位の鹿島はホームでメルボルンV(オーストラリア)に0―1で敗れ、本大会出場を逃した。

 ボールがゴールラインを割ったことを確認して室屋は走りだした。ジャンプし、右手で大きくガッツポーズ。苦しんだゲームでチームを救うこん身の一発に降り注ぐ雨を切り裂くように吠えた。普段は物事に一喜一憂しないメンタルを持った男が感情的になった。

 待望の先制点は後半3分に生まれた。「スクランブルの状況でこぼれてくるかもと思って上がった」という読み通り、ゴール前の混戦で左からボールが転がってきた。即座に反応し、右足を振り抜く。GKの手をはじき、ポストに当たり、「展開的にあのゴールは大きかった」というチーム1号となった。

 ピッチの所々に水たまりが確認できる劣悪なコンディションに実力差はかき消された。蹴ったボールは水しぶきとともに止まり、必然とロングボールの放り込み合いになる。4年ぶりのACL本戦に向けて、難しい試合だった。

 それでも自信はあった。「良いパフォーマンスを出せると思う」。クラブ史上最高のリーグ2位となった昨季の4―4―2から4―3―3に変更。キャンプから得点力アップの新布陣に取り組む中、「戦術の中で自分は何ができるのか」と自問自答し続ける不動の右サイドバックは、積み上げに確かな手応えを感じながらACLのプレーオフに臨んだ。

 後半35分にFW原が退場して数的不利となったが、44分には新加入のブラジル人MFアダイウトンが追加点を挙げて完封勝利。室屋は「今日はどんな内容でも勝つことが大事だった」と言った。就任3年目となる長谷川監督の下、悲願のリーグ制覇とアジア王者を狙う青赤軍団が20年初陣を飾った。

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