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大分 片野坂監督満足「100点に近い補強」 新体制発表会見

[ 2020年1月11日 05:30 ]

新体制発表記者会見に出席した大分・片野坂監督(前列中央)新加入選手
Photo By スポニチ

 J1の大分が10日、昭和電工ドーム(大分市)で2020年シーズンの新体制を発表した。川崎から知念慶、広島から渡大生と強力なFWが加入し、攻撃力アップに自信を見せた。昨季、初戦で鹿島を破るなど“大分旋風”を巻き起こし、チームを9位に導いてリーグの最優秀監督賞を受賞した片野坂知宏監督が、新戦力を前に満足そうな表情を浮かべた。

 「100点に近い補強ができた。昨シーズン課題だったところを補い、さらにレベルを上げるための11人が入ってくれたと期待している」。昨季は得点35で失点も35。得失点差は0。守備は合格点としたが、さらに上位を狙うための課題は攻撃力。その駒がそろった。

 川崎から知念、広島から渡と、実績あるFWの獲得に成功。自信を見せる指揮官は、「今季の目標は勝ち点55、得点50、失点35、得失点差15」と宣言。昨季6位・広島と同等の数字を目指すことで「6位以上が見えれば大分からアジアへ出られる可能性も見えてくる」と力を込めた。

 知念は「環境を変えてチャレンジしたいという強い意思で来た。2桁得点を達成したい。ゴールして勝たせることはもちろん、タイトルをもたらせるくらい活躍できたら」と誓った。一方、渡は「意思があるサッカーをするチーム」と印象を話し、「自分を明確化してサッカー観がシンプルになれば、より得点に近づける」と抱負。前線を強化した大分が、昨季以上の旋風を起こす。

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2020年1月11日のニュース