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矢板中央“普通の高校生”が静学止める!DF長江「セットプレーから点取る」

[ 2020年1月11日 05:30 ]

前日練習を終えて取材を受ける矢板中央の長江主将
Photo By スポニチ

 全国高校サッカー選手権の準決勝は11日、埼玉スタジアムで2試合が行われる。初の決勝進出を狙う矢板中央(栃木)は静岡学園(静岡)と対戦。埼玉県内で行われた10日の前日練習ではフルコートの11対11をこなすなど精力的に動いた。

 今大会最多の15得点を記録する静岡学園に「普通の高校生」(高橋健二監督)が立ち向かう。4強では唯一のJ内定者ゼロ。直近2試合こそ無失点だが、県予選も含めて8試合中6試合で点を失うなど、決して他を圧倒するチーム力はない。チームをけん引するDF長江皓亮(3年)は「日本一を獲って矢板に帰りたい」と言葉に力を込めた。

 昨年度の大会は先発を確保しながら負傷で棒に振った。先輩たちが敗れる姿をベンチで眺め、「絶対に自分たちがやってやるんだ」と悔しさとともに猛練習に励んだ。守備の要として、主将として、勝利への欲求は人一倍強い。決勝へのポイントは「セットプレー」だ。県予選の決勝ではロングスローから頭でゴールを決めている。過去2度越えられなかった4強の壁突破へ「自分の得点でチームを勝たせたい」と意気込んだ。

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2020年1月11日のニュース