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森保U―22 9得点口火!中山主将主導の“対話”11月完敗反省生かし「遠慮せず伝え合う」

[ 2019年12月29日 05:30 ]

キリンチャレンジカップ2019   日本9―0ジャマイカ ( 2019年12月28日    トラスタ )

<日本・ジャマイカ>前半5分、先制ゴールを決めて喜ぶ中山(左)=撮影・坂田 高浩
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 五輪世代が、自ら殻を破った。完敗した11月のコロンビア戦と今回。敵のレベルを考慮した森保監督は、「ピッチ内で生きるサッカーの話(対話)は、11月の反省を生かしていた」と話した。

 コミュニケーションの質を激変させたのは主将のMF中山だった。コロンビア戦は連係不足も目立って完敗。今回は勝っても負けても、後悔のない準備をしたかった。「プロセスの分ではこだわっていこうという思いがあった」。試合2日前と試合前日に、選手だけのミーティングを実施。「自分の思っていることを遠慮せずに伝え合おう」と伝えた。

 試合前の森保監督の指示は、前半15分は前線から激しくプレスをかけ、以降は様子を見ようというものだった。だが、選手は15分以降も高い位置からプレスをかけ続けようと決めた。それが攻撃の手を緩めない結果につながった。前半5分に口火を切る直接FK弾でもけん引した中山は「まだ1試合だけ。次の活動でこれをどう積み上げていくかが大事」と自信にあふれた表情で話した。

 《被シュート1本 守備陣も安定》守備陣は被シュート1本に抑え、ピンチらしいピンチはなかった。前線のプレスに連動して高いDFラインをキープ。相手の縦パスもDF岡崎やDF瀬古が素早い出足でつぶし、球際でも負けなかった。9月の北中米遠征以来となった岡崎は「ボランチ2人とセンターバックの連動がうまくいった」と胸を張り「同い年で切磋琢磨(せっさたくま)できるのは大きな時間。もっとやらなきゃと思えた」とさらなる成長を誓った。

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2019年12月29日のニュース