A代表デビュー濃厚 小川、1トップ弾で五輪FW争い抜け出す

[ 2019年12月14日 05:30 ]

練習の合間に笑顔の小川
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 東アジアE―1選手権に参加している男子の日本代表は14日、香港との第2戦に臨む。初戦の中国戦から大幅な先発の入れ替えを行い、1トップではFW小川航基(22=水戸)のA代表デビューが濃厚となった。自身が6月のトゥーロン国際決勝ブラジル戦でゴールを挙げて以来、五輪世代のFW陣は無得点。待望の国際Aマッチ初得点で、東京五輪に向けたFW争いで抜け出す覚悟を示した。女子のなでしこジャパンも同日の中国戦に向けて調整した。

 小川にとっては生き残りを懸けたサバイバルだ。「得点というところで監督を納得させないといけない。何かしらのインパクトを残さないと今後は厳しい」。東京五輪に向け、オーバーエージ枠も含めて争うFWの座。“背水の陣”を覚悟して、A代表デビューの香港戦に向かう。

 現状、東京五輪世代の1トップ有力候補は初戦の中国戦にフル出場した上田と自身の2人。自身が決めた6月のトゥーロン国際大会決勝ブラジル戦を最後に、五輪世代のFW登録選手からはA代表で臨んだ南米選手権も含めて8試合で得点がない。この日、改めて求めるFW像を問われた森保監督は「点を取ってくれるFW」と即答。指揮官を納得させる答えが必要となる。

 先月のU―22コロンビア戦では、後半開始から出場してチーム唯一の決定機をポストに直撃させた。「次に選んでもらえる機会があれば、ラストチャンスと思って死に物狂いでやりたい」。そのときに感じた危機感も胸にピッチに立つ。

 17年12月の森保ジャパン立ち上げ前は世代の主役だった。17年5月にエースとして参加した韓国開催のU―20W杯で左膝前十字じん帯断裂など全治半年の大ケガを負ってから、さまざまな憂き目を味わった。昨季は右肩関節脱臼で6週間離脱し、先発も3試合止まり。今年も6月のトゥーロン国際大会ブラジル戦で左足じん帯を損傷。7月に新天地を求めて磐田からJ2水戸に期限付き移籍した。

 それでも今も、世代を背負う思いは「変わらないどころか増している」という。「現状(FWの)1番手という感じじゃないかもしれないけど、今そうじゃなくてもいくらでもひっくり返せる」。因縁の地で、再びエースに返り咲く準備はできている。

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