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FC東京・永井 逆転Vへ“鬼門”打ち破る!14戦勝利なしホーム浦和戦「決勝のつもりで」

[ 2019年11月29日 05:30 ]

明治安田生命J1第33節   FC東京―浦和 ( 2019年11月30日    味スタ )

<FC東京練習>シュートを放つ永井(撮影・西海健太郎)
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 首位の横浜を勝ち点1差で追う2位のFC東京は30日、ホームで浦和と対戦する。味の素スタジアムでの浦和戦は05年からカップ戦も含めて5分け9敗。初の優勝に向けて鬼門突破が求められる中、日本代表FW永井謙佑(30)が天敵に“シュートの嵐”をお見舞いする覚悟を示した。

 勝利に向かって、打つべし!永井の一撃で負の歴史に終止符を打つ。チームにとって味スタの浦和戦は05年以降、14戦勝ちなしの鬼門。だが、突破しなければ悲願の優勝にはたどり着けない。FC東京が勝ち点を積み上げられなければ、首位の横浜が勝利した瞬間に覇権は決まる。絶対に負けられない一戦となる。

 「勝たないと、点を取らないと次につながらない。今までのようにアグレッシブにチャレンジャー精神でやるだけ。決勝のつもりで勝ちにこだわりたい」

 痛恨の引き分けとなった23日のホーム湘南戦で永井はシュート1本。ゴールに向かう姿勢が足りず、長谷川監督からは「もっと打たなければダメだ」と“打つべし”指令がおりた。「自分とディエゴ(オリヴェイラ)が点を取らないと絶対に優勝できない。そのためにはシュート。打たないと得点は生まれない」と気合を入れ直した。

 18年に長谷川体制になってから、快足アタッカーが得点を奪った試合は13連勝中で、今季は8戦全勝。チームとしても今季は2位以下で迎えた全ゲームで勝ち点3をつかんでおり、負のスパイラルを断ち切る準備は整った。

 「ここまできたら健太さんのためにも取って優勝させたいという気持ちがある」。チケットは7月14日の川崎F戦以来となる完売。今季2度目となる4万人超えのスタンドになる可能性が高い。エースストライカーが本領を発揮し、ホームに歓喜を呼び込む。

 ≪04年に勝利して以降は5分け9敗≫FC東京のホーム・味スタでの浦和戦は公式戦通算3勝6分け10敗。04年に勝利して以降は5分け9敗と苦手としている。アウェーを含めた全成績でも、05年以降の14シーズンでは2勝8分け23敗。13年に3―2(国立)で勝ってからは3分け10敗と13試合連続で白星がない。

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