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【加茂周 視点】早いうちに23~24人に絞って、久保&堂安と組む選手固定を

[ 2019年11月18日 08:30 ]

サッカー親善試合   U22日本 0-2 U22コロンビア ( 2019年11月17日    Eスタ )

<U22日本・U22コロンビア>後半、敵陣に攻め込む日本・久保(後ろは堂安)(撮影・大塚 徹)
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 U―22日本代表の久保と堂安は動きは悪くなかったが、周りとの連係がほとんどなかったため、効果的な形がつくれなかった。ボランチが攻撃に加われずFW上田もうまく絡めなかったために、2人だけで攻撃しているようだった。特に久保は厳しくマークされ、自由に前を向けなかった。その上、早めに足元に欲しい場面でパスが来ない、裏へ走ってもいいタイミングでボールが出ず、キープしてほしいのにパスが来るなど周囲とかみ合っていなかった。

 日本は全体的に久保と堂安に攻撃を頼りすぎていた。代表はそろって練習する時間が限られている。本番まで8カ月余りといってもあっという間。東京五輪をこの2人を軸に戦う考えならば、早めに23~24人に絞り、2人と組む選手を固定したほうがいい。

 2失点はいずれも経験と連係不足。相手に対して常に数的優位をつくれるようにしないと、スピードがあってうまい選手がいるチームには対処できなくなる。ボランチには守備だけでなく攻撃の起点になれる選手が必要。現状ではここにオーバーエージ枠を考えていると思う。(元日本代表監督)

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2019年11月18日のニュース