森保監督 完敗で気迫見えぬU22イレブンにカツ「金を目指すのはスタッフだけか」

[ 2019年11月18日 05:30 ]

サッカー親善試合   U22日本 0-2 U22コロンビア ( 2019年11月17日    Eスタ )

<U-22日本・コロンビア>後半、声を上げる森保監督(撮影・大塚 徹)
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 U―22日本代表はU―22コロンビアと戦い、0―2で完敗した。U―22代表の指揮を執るのは昨夏9月のアジア大会以来となった森保一監督(51)は、日本のファンに東京五輪優勝を目指す姿勢を示すことを掲げた試合で、気持ちの見えないプレーをしたイレブンに活。試合後、金メダルへの本気度を問い掛けた。

 「金メダルを目指しているのは、俺らスタッフだけなのか」

 森保監督は試合後、ロッカールームで選手たちに問い掛けた。五輪に向け本気で金メダルを目指す姿勢を、国内で初披露するはずだった。フタを開ければ温厚で実直な指揮官が、珍しく熱くなるほどの内容だった。

 久保や堂安を生かし切れなかった、ピッチでのA代表組との融合不足。主将のMF中山が「A代表と密度が違う」と振り返った、試合前からのチーム内のコミュニケーション不足。浮き彫りになった課題は数多い。ただ、何よりの致命傷は、勝ちたいという気迫が見えなかったこと。DF板倉は「技術うんぬんより1対1の球際とか、そういうところでもっとやらないといけなかった」と話す。誰かが本気で足を伸ばしていたら防げていた2失点。試合を通じてミスも続出した。

 指揮官が東京五輪世代に厳しい活を入れたのは、昨夏のアジア大会のベトナム戦のハーフタイムに続いて2度目だ。同じように気持ちの部分で球際に弱さが見えていたからだったが、今回は五輪まで1年を切ったタイミング。意味が違う。

 Jリーグ発足以来、五輪を見据えた代表が国内初陣で敗れるのは、95年に西野監督が率いたチームがエジプトに0―2で敗れて以来、24年ぶりのこと。「同年代だけでなく、(今回は不在の)オーバーエージを含めてポジション争いなんだということをより意識してもらいたい」。森保監督は厳しい現実を突きつけた。

 ロッカールームで指揮官から問い掛けられたイレブンは、主将の中山らが代表してこう返した。「僕たちは目指していますし、もちろん獲る気でいる」。苦い経験を、金メダルへの良薬とするしかない。

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