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2位・FC東京 永井弾で14戦不敗!大分下し首位鹿島と0差で残り4節

[ 2019年11月3日 05:30 ]

明治安田生命J1第30節   FC東京2-0大分 ( 2019年11月2日    昭和電ド )

大分戦の前半、先制ゴールを決め喜ぶFC東京・永井
Photo By 共同

 明治安田生命J1第30節は2日、各地で7試合が行われ、2位のFC東京は大分に2―0で勝利し、首位の鹿島に勝ち点59で再び並んだ。前半5分に日本代表FW永井謙佑(30)のゴールで先制すると、2分後にはU―22日本代表DF渡辺剛(22)がCKを頭で合わせて追加点を奪った。永井は加入した17年から得点した試合での“不敗神話”を14に伸ばし、チームはアウェー8連戦の7戦目で3勝2分け2敗と白星を先行させた。

 スペースにパスが出ると同時に、J屈指の快足アタッカーがF1マシンのように加速した。前半5分、MF高萩の狙い澄ましたパスに永井が反応。処理しようと飛び出したGKより早くボールに触って抜け出し、無人のゴールへと蹴り込んだ。

 「最初からいってやろうと思っていた。(高萩)洋次郎くんが出してほしいところに出してくれた。得意な形でゴールを奪えた」

 8月3日のC大阪戦以来、約3カ月ぶりの得点は「らしさ」が詰まったものだった。ヨーイドンの競争に負けた大分のGK高木は「裏への対応を意識して出過ぎた。永井選手はとにかく速かった。リーグで1番だと思う」と驚異的なスピードに舌を巻いた。

 前節(10月19日)の神戸戦では代表活動の疲労も考慮されて途中出場も、今節までの2週間でコンディションは回復した。「なかなか休みがなかったので、この時間は大きかった。家で家族とゆっくり過ごしたり、出掛けたり。心身ともにリフレッシュできた」。試合前のミーティングでは指揮官からガンガン行くようにハッパを掛けられたが、万全の態勢を整えて与えられたミッションを遂行しきった。

 これで17年に加入して以降、得点した試合では13勝1分け(今季は8戦全勝)。“不敗神話”は14に伸び、チームは首位を走る鹿島と同勝ち点でぴたりと並走する。リーグ戦は残り4試合。しびれる展開が続く中、エースが気迫のプレーで悲願の初優勝へけん引する。

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