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U17代表、“欧州王者”オランダ撃破!西川1G2A躍動

[ 2019年10月29日 05:30 ]

サッカーU―17W杯ブラジル大会・1次リーグD組   日本3―0オランダ ( 2019年10月27日    ビトリア )

オランダ戦でPKを決め喜ぶ日本の西川(左)と成岡(FIFA提供・ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 各地で1次リーグの初戦が行われ、D組の日本は欧州王者のオランダに3―0で快勝し、好スタートを切った。FW若月大和(17=桐生第一)が前半36分の先制点を含む2ゴール。後半32分にはC大阪に加入が内定しているFW西川潤(17=桐光学園)が追加点を決め、1得点2アシストと躍動した。次戦は30日(日本時間31日)に米国と対戦する。1次リーグは4チームずつ6組に分かれ、各組1、2位と3位の成績上位チームが決勝トーナメントに進出する。

 一呼吸置いた西川が助走に入る。左足から放たれたボールは右に跳んだ相手GKの逆を突き、ゴールネットを揺らした。2―0で迎えた後半32分、PKでトドメとなるチーム3点目。2トップを組んだ若月と抱き合い、喜びを分かち合った。

 C大阪に加入が内定している逸材が欧州王者の撃破に大きく貢献した。「攻撃を仕掛けるときに中盤が空いている」。相手DFにつかまらないように少し下がった位置でボールを受け、守備網に混乱を強いた。前半36分には若月のスピードを殺さない絶妙なラストパスで先制弾をお膳立て。さらに後半24分にも相棒にドンピシャのボールを通し、2ゴールを鮮やかに演出した。

 同い年の日本代表MF久保が活躍する中、「自分も」という気持ちは強い。5月のU―20W杯の際には飛び級ながら「中心選手としてやっていきたい」と発言。視線は常に高みを見据える。南野(ザルツブルク)や中島(ポルト)らを擁した11年大会に過去最高に並ぶ8強に進んで以来、8年ぶりのベスト8へ最高のスタートを切った。

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2019年10月29日のニュース