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川崎F 田中碧 MVP弾で初V導く「貪欲にゴールを狙いたい」

[ 2019年10月26日 05:30 ]

笑顔でフォトセッションを行う(左から)札幌のペドロヴィッチ監督、福森、川崎Fの小林、鬼木監督
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 YBCルヴァン杯は26日、埼玉スタジアムで決勝が行われる。カップ戦6度目の決勝で初優勝を狙う川崎Fとクラブ史上初のタイトルを狙う札幌が激突する。25日は両チームが公式会見。川崎Fは東京五輪世代のMF田中碧(21)が、札幌はFW鈴木武蔵(25)がともに“MVP宣言”でチームを勝利に導く活躍を誓った。  

 王国を撃破した男が、堂々のMVP宣言だ。急激な成長曲線を描く田中は、横殴りの雨が降りつける中での前日練習を終えると、司令塔の中村から「点取ってMVP持って行きそうだな!」と言われたことを明かし、「心の中では狙っていたので、実行できれば良いかなと思います。貪欲にゴールを狙いたい」と言い切った。

 ユースから昇格して3年目。か細かった体を地道な筋トレで鍛え上げ、才能を一気に開花させた。徐々に出場機会を増やすと、東京五輪世代で臨んだ6月のトゥーロン国際では大会のベスト11に選出される活躍。今月のブラジル遠征では、敵地で強烈なミドル2発を決め王国を撃破し、五輪メンバーの有力候補に名乗りを上げた。

 チームは天皇杯も含めこれがカップ戦6度目の決勝。決勝が今大会初出場となる田中は「チームのみんなに(決勝に)連れてきてもらった。だから勝たないと自分の責任くらいの覚悟でやる」と、力を込めた。

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