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大分 土壇場で追いつかれ引き分けるも片野坂監督「素晴らしい勝ち点1」

[ 2019年10月5日 18:20 ]

明治安田生命J1第24節   大分1―1名古屋 ( 2019年10月5日    パロ瑞穂 )

 大分は土壇場で追いつかれて2試合ぶりの勝ち点3は逃したが片野坂知宏監督(48)は「素晴らしい勝ち点1になった」と前向きに評価。目標とするJ1残留へ、また一歩前進した。

 前節・磐田戦から前線3枚を総取っ替えする中、チームを躍進させたのはMF田中達也(27)だった。スタートは右サイド。指揮官は「同サイドで太田選手を上回れるかと思っていた」と意図を明かしたが「チーム全体としてのスムーズさが出なかった」と前半途中に設けられた飲水タイムで従来の左サイドに配置転換。田中が「いつもと同じ景色になったのもあるかもしれない」と口にしたように、そこからはサイドを活性化させた。そして後半7分にはFW三平へピンポイントクロスを上げて、先制点をアシスト。敵地での勝ち点1獲得に貢献した。

 今夏G大阪から電撃移籍してきた。持ち味は抜群のスピードと豊富なスタミナ。大分ではリーグ9試合連続フル出場と欠かせない戦力となっている。田中自身も自覚がある。だからこそ「結果は大事なんで」と言いつつ「きょうの内容には納得していない。ドリブルでの勝率が良くなかった。勝ち点も落とした感が強いんですよね」と顔をしかめた。

 大分加入後は2アシストをマーク。「せめて“5”は付けたい。一番はチームの勝利ですし、その中で自分がどう貢献できるかを考えてプレーしたい」。チームの最大目標へ向けて、残り6試合も身を粉にする覚悟だ。

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2019年10月5日のニュース