久保より凄い!?バルサ16歳“超新星”FWアンス・ファティ デビュー3戦で2得点1アシスト

[ 2019年9月17日 08:00 ]

バレンシア戦でゴールを決め喜ぶバルセロナの16歳FWアンス・ファティ(右)(AP)
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 欧州を中心に海外サッカーの話題にスポットを当てる「蹴球大陸」が再開です。19~20年シーズンの第1回は、スペイン1部リーグ2連覇中のバルセロナに現れた超新星、FWアンス・ファティ(16)に注目。日本代表MF久保建英(18=マジョルカ)のバルセロナ下部組織時代の同僚で、名門クラブのリーグ最年少得点記録を樹立するなどデビューから3試合で2得点1アシストと活躍し、スペイン代表入りする可能性も浮上している。

 エースFWメッシの負傷離脱中に、名門生え抜きのスター候補が突如出現した。U―19チームから抜てきされたFWファティは8月25日の第2節ベティス戦で途中出場し、リーグ戦でクラブ2番目の年少記録となる16歳298日で初出場。続く同31日のオサスナ戦で途中出場から頭でプロ初得点を決めた。16歳304日でのリーグ得点は、FWボージャンの17歳53日(07年)、FWメッシの17歳312日(04年)を超えるクラブ最年少記録(リーグ3位)。試合後に「バルサ史上最年少ゴールはとても名誉なこと。このユニホームを着て多くのゴールを決めたい」とあどけない笑顔を見せた。

 続く14日のバレンシア戦で圧巻のプレーを披露。3トップ左で初先発すると、前半2分に右足で2試合連続弾を決め本拠地カンプノウでの最年少得点記録(16歳318日)を樹立した。5分後に個人技からの折り返しで得点を演出。1試合で得点とアシストをマークしたリーグ最年少選手となるなど、次々と記録を塗り替えている。スピード、身体能力、技術、得点感覚を兼ね備えたウインガーについて、バルベルデ監督は「ベテランのよう」と早熟ぶりを指摘した。

 来月末に17歳になるファティは1歳年上の久保とカンテラ(下部組織)で一緒にプレーした。13年に日本で開催されたU―12大会にともに出場し、7ゴールで得点王を獲得。セルタ戦での3点目は久保のアシストだった。ともに成長した元同僚の直接対決が今季中に実現するかもしれない。

 バレンシア戦後にはスペイン代表モレノ監督が「協会が招集へ動いている」と明かし、超飛び級でA代表入りが現実味を帯びてきた。17日に開幕する欧州CL初戦でバルセロナはドルトムントと対戦。相手の19歳FWサンチョとの10代対決、16歳322日で大会最年少得点を記録できるかなど、欧州デビュー戦は世界の注目を集めそうだ。

 ◆アンス・ファティ 2002年10月31日生まれ、ギニアビサウ出身の16歳。6歳で家族とスペインのセビリア近郊へ移住してサッカーを始め、10歳でバルセロナ下部組織に加入。7月にプロ契約し、契約期間は3年で契約解除の違約金は1億ユーロ(約119億円)に設定された。父ボリさんは元セミプロのサッカー選手で、兄ブライマもバルセロナ下部組織出身で現在スペイン3部カラオラ所属。1メートル78、75キロ。利き足は右。

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