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浦和、敵地で価値あるドロー 槙野“ミッション”完遂でフッキ出場停止に

[ 2019年8月28日 00:00 ]

 浦和は敵地でACL準々決勝第1戦の上海上港(中国)戦に臨み、2―2で引き分けた。前半3分にDF槙野智章(32)が先制弾を決めれば、同30分にはACL日本人最多出場(62試合)を更新するFW興梠慎三(33)が同最多得点となる24得点目を決めた。

 開始早々、槙野は長沢のFKにファーサイドで反応し、GKがこぼしたボールを左足で蹴り込んで先制点をマークした。守備では17年準決勝第2戦で抑え込んだ元ブラジル代表フッキと対峙(たいじ)。PKで2点を奪われたものの、試合前に大槻監督から課されていた「彼をイライラさせてイエローカードを与える」というミッションも完遂し、ホーム戦の出場停止に追い込んだ。

 9月17日に行うホーム戦は、アウェーゴールの差で優位に立って迎え撃つ。ただ、勝つことのみを考えて臨むことのできる上海上港に対し、引き分けでもゴールの数によっては突破を決められる浦和の試合運びは複雑だ。槙野は「僕たちの方が難しい状況になっているので、受け身にならないことと点を取りにいくこと」とカギを掲げた。

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2019年8月27日のニュース